村岡農園
farm muraoka
since 2014
Farming Rock
鼓動を感じ、躍動する世界へ
農という世界は、常に生命の鼓動を感じ、躍動している。これは、Rockのようだ。常にSoundが生まれ、絶え間なくRhythmよく瞬時に変化して行く。
創造的世界が農にはあることを、伝えていきたい。
有機農家 村岡 次郎
Organic Farmer Jiro Muraoka
村岡農園の出来事
What's new Farm Muraoka農園の出来事をお伝えしてます。
村岡農園の営み
Life of Farm Muraoka
村岡農園の営みの中で、「多様性」という言葉を、大事にしています。
世の中には、人間だけではなく、他の生き物が数多く存在します。「数多く」といいますが、その種類は約500万~3,000万種と言われています。数で表せば人間だけでも70億なので、兆は当たり前、さらにその上をいくと思います。その中での1人の人間であること。それを考えると、「俺は何で人間なんだろう?」とふと思ったりもして、不思議な感覚を抱きます。ホント不思議なもんですねー。
私は、日々畑の観察を行っていますが、こんな狭い農園の畑でさえも、いろんな生き物がいることを実感できます。
例えば草ですが季節によって、春の草、夏の草・・・と変わっていきます。一年くらい生きてもいいやろーと思うんですけど、不思議なもんで季節ごとに死んでいく。生きる時間が短い。彼らの人生は、どのようなものなんだろう、と草むしりをしながら考えたりもします。
ふと、人間社会を考えると、人間は地球上の頂点に立ったかのように、自分勝手に行動している気がします。自分の欲を満たすために、資源を奪い合い、争う。それは、昔から変わらないことだと思うのですが、近年は、それが行き過ぎなのではないか、と感じています。科学という分野が発展し、人間はどこにでもいけるし、モノも自由に行き交う。そして、経済という言葉が最重要視され、人々は消費することを良いことと考える。日本という小さな国であっても、世界中の自然から多くのものを取ることができ、それはあまりにも莫大すぎる。経済が豊かであるが故に、他人の国から多くのものを取りすぎていると感じます。さらに言えば、生きる上で重要な食べ物は、日本では何百万tも廃棄され、食べ物の有り難みは何もない(お米の年間生産量が約800万tくらいですが、まだ食べられるのに廃棄される食べ物の量も500〜800万tもあると言われてます。この統計の最大値が本当であれば、1年で穫れるお米が、そのまま食べずに捨てられているのが現状です)。経済が良いということは、確かに重要であるかもしれませんが、行き過ぎた経済は、自然を無闇に破壊し、また同じ環境に再生することができない状況まで追いやってしまいます。お金が重要なのもわかりますが、現在お金が、強くなりすぎていると感じます。自然は疲弊し、自然は人間についていけないと思っているのではないか。人間の人口は増える一方で、他の生き物は絶滅していく。何か悲しい。
自分は、いろんな生き物がいた方が、楽しい、そしてそれは豊かであると思う人間です。人間が、日本人だけでなく、いろんな外国人がおり、いろんな価値観がある。彼らを知ることは楽しく、彼らと触れ合うことは、何か特別な気持ちになれる。それは、他の生き物でも同じであって、言葉を交わすことは難しくとも、観察することで、分かることができる。他の生き物とのコミュニケーション。なんかムツゴロウさんみたいですが。でも、そんな感じです。あと思うことは、いろんな生き物がいることは、それだけいい環境が整っていることなんだと思います。それは豊かである証拠なんだと。そういう中で生きていけることは、素晴らしい!!まとめますと、この農園の営みは
- 経済を最重要視しないこと。多様な生き物と分かち合いながら生きることが最重要。商売はしてますが、儲けのために土を疲弊させることはせず、自分が生活できる必要分を賄えれば、という考えでいます。
- 他の生き物について、伝えていくこと。他の生き物を知ることも、重要であって、それは楽しいということを、この農園から伝えていけたらと思います。簡単に言えば、自然を好きになってもらいたい。
- あとは、自らが楽しむこと!!
この3本柱を軸に、この営みを続けられるよう日々過ごしていきたいと思います!
Aug/21/2014
村岡農園について
About Farm Muraoka
農家/Farmer
村岡次郎
1985年生まれ
国内で半年、アメリカで1年半、合計2年間近く、有機農家となるための研修と、同時に提携(アメリカではCSA)という農家と消費者を繋ぐ仕組みを勉強してきました。
そして、2014年より家と畑を借り、村岡農園を始めました。
非農家ですが、父の実家は農家で、今70歳を超える叔父が4代目として、農家をしてます。
その叔父の畑へ、中学生の頃から手伝いに行き、農に親しんできました。実際、叔父の後を継ぐことはしませんが、気持ちは村岡家の5代目の農家として、叔父とご先祖さんに恥じぬよう頑張っていきたいと思います。
とはいえ、これから、失敗の連続のはず。それでも、挑戦し続け、立派な農家に。そして、いづれは何でもできる百姓の称号を手にしたいと思ってます。
農園/Farm
農園の場所は、宮城県村田町の里山。
農園の環境は、杉林と竹林に囲まれ、また小川があり、自然に恵まれた緑豊かな場所です。
そんな環境の中で、野菜たちの種を撒き、種が芽を出し、そして葉を生い茂らせ、最後には実を、種をつけていきます。
野菜たちの他にも、動物たち、虫たち、他の植物たち、多様な生き物が野菜たちと共存してます。
日々、この畑にいる生き物を観察していますが、常に驚かされ、感動させられます。また、彼らの神秘さ、美しさにも、心を惹き付けられます。
ホント、素晴らしい!!
この農園に関わってくれる方に、この野菜たちを食べてもらうだけでなく、そんな他の生き物の世界も、知ってもらいたいと思っています。
写真を撮るのが好きなので、農園の写真を随時アップしていきます。ぜひ見てください。
野菜・果物の育ち方/Our Farming
この農園で育つ野菜、果物には、農薬、化学肥料を使用しません。
自然が好きな自分にとって、農薬と化学肥料は相反するもので、使うことはできません。
自然は、美しい。
なぜ、こんなにも魅了されるのだろうと思います。
特に、この畑の前を流れる小川には、蛍がまだいます。この自然を次世代にも見続けてほしい。そのためにも、農薬や化学肥料で自然を汚せない、失わせない。
とはいえ、一般的なやり方よりも、草むしりなどの作業量が増え、大変なのは大変。でも、草むしりも、長い間視線を地面にやりますので、いろんな虫や植物との出会いがあります。
「こんな虫おるんやねー」と、独り言をよく言ってます。
あとは、できるだけ、肥料なども、遠くのものを使わず、身近にあるものを利用して、この地球全体の環境のことを考え、この営みが続けていけることが理想です。
やることは多いのですが、ゆっくり、コツコツやっていきます。
現在使用中の肥料等:
・米ぬか(村田町から)
・籾殻(村田町から)
・育苗用培土(畑近くの山からと自作堆肥のミックス)
2018年から、鶏糞も使用せず、落ち葉や米ぬかを肥料とし、肥料等の資材は全て身近なもので賄っています。
農園の野菜と果物/Our Veges & Fruits
この農園で育つ野菜、果物の特徴は、
①季節のもの
春には葉物、豆類、夏・秋にはトマトなどの果菜類、冬は葉物、根菜類が主になります。
旬なものは、味もしっかりしており、おいしいです。
②多品目、多品種
品目については、単一のものをドーンと育てるのではなく、いろんな野菜を育て、いろんな野菜を味わえるように、そして料理を楽しくできるようにしていきます。
育てる方も、いろいろな野菜たちが育っているところを見れるのは楽しいです。
品種については、トマトといえども、いろんなトマトがあります。大きいトマト、小さいトマト、赤いトマト、黄色いトマト、変わった形のトマト・・・・
それに伴い、味も多種多様。いろんな味を楽しめる。幸せですね~!
③新鮮、完熟
野菜、果物の味の決め手は、鮮度と熟し度。
販売は、基本宅配及び行商ですので、常に新鮮な野菜、完熟した果物をお届けします。
④やはり愛情!!
種から撒いて育てた野菜は、自分の子供のように思え、めんこい(かわいい)もんです。
そして、愛情込めて育てた野菜は、元気によく育ち、そして美味しい!
何にしても、愛は重要です!
力強く生きた野菜たちは、本当に美味しい。自分でも、何でこんなに美味しいんやろ、と食べる度に驚き、食べる喜びを感じています。
それを、この農園の野菜を食べてくれる方にも感じてもらいたい。
美味しいものを食すはことは、喜びであり、幸せになれる行為なんだと。
※販売するすべての野菜、果物は、放射能測定室てとてとさんで、放射能の測定を行っています。
可能な限り下限値を低くし測定してもらい、食べてもらえる方、特に子供がいらっしゃる方に少しでも安心してもらえるように、測定を行っています。写真:農園の野菜も、人間同様、多種多様。
村岡農園の販売
Our Style of Sharing Food
市と宅配/Market & Delivery
現在の販売は、週2回の市(マーケット)及び”提携”販売(野菜BOX)という、2通りのやり方で行っています。
※提携というのは、日本で1960、70年代に起こった食べ物の汚染を機に、消費者が安全な食べ物を手にするため、農家から直接食べ物を購入する活動です。
現在の日本の提携活動は、縮小傾向です。しかし海を渡ったアメリカでは、この提携と同じような活動『CSA』が現在盛んに行われています。このCSAというのは、Community Supported Agricultureの略で、1980年代から始まり、多くのアメリカの有機農家がこの活動を消費者とともに発展させています。私も、このCSAをアメリカで学んできましたので、このCSAを参考にしながら、もう一度日本の提携活動を発展できたらと思っています。
2019年のマーケットは、毎週水曜と週末(変動)に仙台・立町にあるパン屋・ UP!BAKERさんにて行ってます。開催日時については、村岡農園の出来事の『31』のアイコンをクリックしたらわかります!
提携販売(野菜BOX)は、現状、村田町のみ行っています。ご感心のある方は、お手数ですがお問い合わせください!
あと野菜は、単にお金との交換だけでなく、援農や物々交換などでも可能で大歓迎です!!
よろしくお願いします!
村岡農園の生き物と風景pictures of farm and wildlife
村岡農園は、きれいな里山にあります。そして、いろんな生き物がいます。農園に生きる生き物、そして里山にある農園の風景を紹介していきます。2014年〜2017年までの写真(2017年8月更新)
村岡農園の場所
farm address
住所:宮城県柴田郡村田町小泉岩井沢23
村岡農園への連絡
contact us
お問い合わせは、下記のフォームにご記入ください。
Please write down if you have questions.
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